XChangeとは? | XChangeへようこそ!
着ないのに、クローゼットを占領してしまっている服、ありませんか?捨ててしまうのは、もったいない。自分にとっての古着でも、他の人が大切に着続けてくれる一着かもしれません。早速、あなたのクローゼットを整理して、xChange(エクスチェンジ)へ遊びに行く用意を始めましょう!
- xChangeは….
- ・すでにあるものを上手に使い回すコンシャスな生活の実現
- ・お金をかけずに豊かな生活を営むシステムの提案
- ・古くて新しい経済システム「物々交換」の実験イベント
つまり、クローゼットの整理ができてスッキリ、自分にぴったりの服が何点でもただでもらえちゃう、人とのつながりというあたたかさを体感できる、と良いことづくめの、楽しい社会貢献パーティーです!
どんなものを持っていけばいいの?
洋服だけでなく、靴、帽子、カバン、ジュエリーなど、ファッション・アイテムなら何でもOK。ただし最近洗ったもの、汚れがあっても目立たないもの、他の人に喜ばれるだろう、と思われるものに限ります。
xChangeは不要品の回収場所ではありません!あくまでも、他の方が欲しいだろうなぁ、自分ももらったら嬉しいだろうなぁ、というアイテムをお持ち込み下さい。xChangeは「みんなで作るワードローブ」のようなイメージです。お持ち込み頂くアイテムのクオリティーや皆さんのマナーが、イベントの善し悪しを決めます。節度のあるご参加をお願いしています。気に入ったアイテムを全部持って帰れるように、こっそりエコバックを持って来るのもお忘れなく!
引き取り手のなかったファッション・アイテムはお持ち帰り頂くか、一括してNPOファイバーリサイクルネットワークなどの社会貢献事業に寄付させて頂きます。途上国に送られたり、国内でウエスとして利用されたり、100%に近い確率でリユースされています。
xChangeは今のところファッション・アイテムの交換を主に開催していますが、イベントによっては書籍など、他のアイテムの交換を行なう場合もあります。イベント毎にご確認下さい。
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浪費しないお洒落なコンシャス・ライフ
お洒落は楽しみたい。でもトレンドを追いかけていたら、きりがないし、お金も続かない。そこでxChangeでは、すでにあるモノをちょっとした工夫で使い回す方法を提案しています。目指すは、地球環境にも配慮しながら積極的にお洒落を楽しむ、美しいコンシャス・ライフの実現です。 最近では、自動車やオフィスなどのシェアエリング(「所有」ではなく「共有」すること)、家庭不用品のリユース・サービスなど、様々な取り組みが世界中で始まっています。
「服を買わないようにしよう!」と呼びかけているのではありません。一着一着を最後まで大切にしよう。まだ着られるものは捨ててしまうのでなく、新しい命を吹き込んで活用しよう。今までの多消費社会を考え直した、物と向き合うそんな姿勢が、私たちの生活をより豊かにすると考えています。
古くて新しい「物々交換」
いま自然環境を度外視した身勝手な経済が世界的に行き詰まり、オルタナティブな仕組みが求められています。xChangeは「物々交換」という最も原始的なやり取りや人間の基本的なコミュニケーションに立ち返り、私たちが既に持っているモノを活用するための、シンプルな試みを提案しています。
全てを市場(マーケット)に任せ、お金を介してやり取りするのではなく、自分たちで作り上げ、お金をかけないで交換するオープン・スペースが、xChangeです。
xChangeは厳密に言うと、「交換」ではなく、参加者同士が自由に服を置いて行ったり持ち帰ったりできる「フリースタイル」のイベントです。服を持ってこなくてもたくさん持って帰る方もいれば、たくさん持ち込んでも、何も持ち帰らない方など、様々です。またイベント経費をまかなうため、参加費を頂く場合がありますが、一点一点は無料で、値段はつけられていません。
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「お金」でない「思い」のやりとり
会場では、参加者のみなさんに「エピソード・タグ」と呼ばれるタグにご記入いただき、一点一点のアイテムにつけて頂きます。服に込められた思い出、取り扱い注意方法、次に着てくれる人へのメッセージ等、なんでもご自由にお書き下さい。値段を見るように、エピソード・タグを読みなながら服を物色するのも、xChangeの楽しみの一つです。
私たちは経済中心の社会で暮らしていて、何よりも先にまず「お金」のことを考える癖がついてしまっています。でもお金以外の価値だってあるし、目に見えない思い出や人とのふれ合いといった心の価値のほうが、殺伐とした世の中ではますます大切です。
この服はどこから着たんだろう?どこで材料がとられ、どんな人が作って、どんな人が着て、私の手元に届いたんだろう?一つ一つの物語に想像力をめぐらせて大切に暮らすことが、私たちの生活を美しく彩ることにつながると考えています。
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ファッションからエコロジーを考える
統計では、年間10kgの洋服を買い、9kgを捨てているという日本人。服がもたらす環境への影響は、原材料の調達から廃棄も含め、想像以上に深刻です。例えば自然派のイメージが強いコットン(綿)は、多くの衣類に採用されていますが、実は世界中で一番多く農薬を使って栽培されている植物です。(グリーンTVでドキュメンタリーがご覧頂けます)
xChangeの会場内では、オーガニック・コットンやバンブーなど新素材を使ったコンシャスな服作りをしているブランドの即売会も、同時開催されます。またリメイク・コーナーでは、オリジナルの一着を制作することも出来ます。服を着ない人はいない。だからみんなで服からエコを考えよう、とxChangeでは呼びかけています。
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海外のファッション・スワップ
いまヨーロッパなどで、Fashion Swap Party (ファッション・スワップ・パーティー)や Clothes Swapping(クローズ・スワッピング)と呼ばれる洋服の交換会が流行っています。xChangeも海外の事例からヒントを得て、日本で始まったファッション・スワップ・パーティーです。
例えばアメリカでは、メイクやマッサージ付きのラグジュリアスなパーティーや、スワップ・オ・ラマラマと呼ばれる手作りワークショップをふんだんに盛り込んだDIY型のイベントなどが開催されています。ロンドンではSwishingという名前で、毎日のように街のどこかでパーティーが行なわれています。
ファッション・スワップ・パーティーの開催方法や運営母体は様々ですが、根底にあるのは同じ考え。それは「お洒落を楽しみながら、グリーンな(自然環境に配慮した)ライフスタイルを追求すること」。ファッション・スワップは誰でもすぐにでも始められる、とても楽しい企画です。開催方法は、こちらをご参考に。
エシカル・ファッション花盛り!
エシカル・ファッションという言葉。聞いた事がありますか?
エシカルというのは、英語のethical。つまり倫理的とか道徳的という意味。環境に優しい素材やオーガニック原料を使用し、児童・奴隷労働を用いないなど倫理・道徳的に反しないファッションが、エシカル・ファッションです。
パリでは2004年よりエシカル・ファッション・ショーが開催され、年々注目度を増しています。(関連ブログ:2007年のショーの速報はこちら)地球や環境に優しいエコロジカルな姿勢は、私たちの生活のあらゆるシーンで欠かせないもので、それは、ファッションにおいてもますます顕著です。これからは「エシカル・ファッションこそがかっこいいお洒落だ!」"Green is the New Black" というわけで、欧米を中心に様々な心あるユニークなブランドが出てきています。
xChangeでもエシカル・ファッションを提唱するブランドやニュースを多数、紹介します。お気に入りの1枚を大切に着回すというのもエシカル・ファッションの一つの形。どうしても必要なものは、オーガニック素材を使用したり、フェアトレードを掲げているエシカルなブランドのものを買う。その他のものはxChangeで探す。xChangeは、自然環境にもお財布にも不可をかけないファッションが一番お洒落、そんなムーブメントを発信しています。
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xChangeは、環境問題や社会問題などをテーマにフリーランスで活動する丹羽順子が初めたプロジェクトです。今では多くの仲間たちと進化し続けるプロジェクトに成長しています。
初回のxChangeは、2007年9月に東京都内のバー・ラウンジにて開催されました。代官山のヨガジャヤとのコラボレートで、コンシャスなメッセージを受け取るしかけ満載のイベントは、大盛況。それ以降、様々なコラボレーターと2、3ヶ月に一度のペースで都内を中心に開催しています。口コミで広がり、メディア各社からの取材も増えてきたため、2009年1月にウェブサイトが開設されました。
xChangeという名前は、初回イベントを一緒に企画したヨガジャヤのパトリックと一緒に鎌倉の海で泳いでいて思いついた名前です。ファッションだけでなく、意識やエネルギーやアイデアなど全てを変えていく=Changeしていく、という意味が込められています。
その後、xChangeは全国各地に広がり、ファッション・ショーの開催なども行なってきました。
什器の保管・管理・運搬などは、エコ物流会社、ウインローダーさんが担当して下さっています。
今後も社会起業家、アーティスト、ジャーナリスト、ファッション美容専門学校、スポンサー企業、自治体などとコラボレートし、より大きな深いムーブメントにしていきたいと願っています。
スタッフ一同、ボランタリーに展開しているプロジェクトですので、メール/取材の対応など迅速にいかない場合がございます。どうぞご了承下さい。
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